さて、ここからはブラフマーナンダムおじさんが出演する映画3選です。とはいえ出演作が1000本以上あるので、重要な作品だけ選びました。
Anaganaga Oka Roju(1996)
コメディスリラー映画。役名はマイケル・ジャクソン。ナンディアワード最優秀コメディアン賞受賞。作中のセリフ「pen anukunnaava? gun!」(ペンだと思ったか?銃だ!)は当時の流行語になった。ブラフマーナンダム氏がチランジーヴィー宅を訪れた際、当時5、6歳のラーム・チャランもこのセリフを言っていたという。
Babai Hotel(1992)
主演ブラフマーナンダム。「センチメンタルで悲劇的な、限りなくシェイクスピア的な役柄をやりたいと思っていた」と自伝に書いている通り、お笑い要素は殆どなし。それにしても、コメディアンが悲劇を演じると実にいい味が出るのは何故なのか…
Money(1993)
監督から「きみのために作った役だから出てほしい」と依頼されて、渋々出演した作品。ジーパン・ジージャン、頬に傷ありのギャング(お笑い要素なし)を演じている。本作は大ヒットし、ブラフマーナンダム氏の絵看板まで誕生した。インドの映画館にコメディアンの絵看板が飾られるのはテルグ映画史上初だったそう。『Money Money』(1995)『Money Money, More Money』(2011)という続編も作られており、後者ではブラフマーナンダム氏が主演に格上げされている。
我らがブラフマーナンダムおじさんは今年6月にインドで公開されて大人気の『Kalki 2898AD』(主演プラバース)にも出演!どこに出てるか探してみよう!
参考文献
Dr. Brahmanandam, ME, Anvikshiki Publishers, 2023