こんにちは、まとんマサラです。今日はカマル・ハーサン主演のタミル語映画『Vikram』（ヴィクラム）について書きます。
本作は日本でも公開された『囚人ディリ』『マスター 先生が来る！』で知られるローケーシュ・カナガラージ監督の映画。2022年にインドで公開され、タミル語映画史100年間における興行収益ナンバーワンを記録しています。
主演はタミル語映画界の重鎮カマル・ハーサン。悪役はヴィジャイ・セートゥパティとスーリヤ（カメオ出演）。『囚人ディリ』のスピンオフである本作にはアンブ（アルジュン・ダース）やビジョイ（ナライン）といったキャラクターも出演します。
あらすじ 麻薬関係者を狙った連続殺人。犯人は覆面をした謎の集団。秘密工作員アマル（Fahadh Faasil）は警察から捜査を依頼され、被害者に麻薬とは無関係な老人がいることに目をつける。老人の身辺を調べるうちに異なる人物像が浮かび上がり、アマルの疑問は深まっていく。警察関係者の結婚式で麻薬の受け渡しが行われることを知ったアマルは参列者を装い式に潜り込むが、式は突如乱入した覆面集団によって暴動と化し…（中略）そこでアマルが見たものとは？！
大雑把に言うとハードボイルド・クライム・アクション・スリラー。
見どころのひとつはカマル・ハーサン演じるヴィクラムの絶対的な格好良さ。ヴィクラムは特殊部隊あがりの伝説のコマンダー。政府によって歴史の闇に消された後も陰ながら社会の敵と戦っていたという設定です。
麻薬組織相手にキャノン砲ぶっ放すコマンダーってなんなん。
ヴィジャイ・セートゥパティが演じる悪役・サンダナンも強烈なキャラクター。昼間は医者のふりをして生活、妻は3人、家の地下は麻薬工場。一見穏やかそうに見えますがキレると手がつけられない困った男で、青い飴ちゃん（多分ヤク）を食べると強くなる設定です。
インド国内の興行成績と俳優、監督の知名度からして日本公開は時間の問題でしょう。というかもうそろそろ公開してほしい。